メガネのメンテナンスって何をするの？

メガネは毎日使う道具だからこそ、気づかないうちに汚れや負荷が溜まっていきます。

もちろんお店でクリーニング＆メンテナンスを行っていますが、
レンズは一日でも汚れや埃がついてしまうもの。

今日はおうちでできるメンテナンスと、お店で行う全体を整えるメンテナンスのお話です。

■ お家でできるメンテナンス

日常的には、以下のステップで行ってください。

① 水洗い（またはぬるま湯：30〜35℃程度）

メガネが汚れたと思ったら、まずは水洗いをして表面の汚れを落とします。

落としにくい汚れはメガネ用の洗剤か、薄めた中性洗剤を使います。

※NG※

• 乾拭き　⇒レンズが傷つく可能性があります！
• お湯で洗う　⇒レンズのコーティングが傷んでしまいます！
• 酸性・アルカリ性の洗剤やアルコール　⇒メガネ全体を傷めてしまいます！

② 柔らかい布での拭き取り

ティッシュで水気を取った後に、メガネ拭き等で拭き上げます。

拭くときは”サンドイッチを掴むくらい”の強さで。

また、レンズだけでなくフレーム全体もついでに拭いてあげましょう。

皮脂やヘアワックスなどの汚れが知らず知らずのうちについています。

また、拭くレンズの方を持つことでブリッジやヒンジへの負担を減らせます。

ブリッジを人差し指と中指で挟み、ヨロイを親指で支えると安定しますよ！

※NG※

• 力を入れて擦る　⇒レンズのコーティング剥がれの原因になることも
• 拭くレンズと反対側を持つ　⇒細い部分に負担がかかり、折れる原因になることも

※ 超音波洗浄機は“やり過ぎ注意”

家庭用の超音波洗浄機を使う場合でも、毎日は不要です。

逆に使いすぎはレンズのコーティング剥がれの原因になったり、フレームの素材を傷めてしまうことも。

週1回程度にとどめるのがオススメです。

「おうちのメンテ」はここまでできれば十分。

あとは無理をせず、お店に任せたほうがいい領域があります。

■ お店のメンテナンスは「汚れ落とし＋状態のチェック」がセット

お店でのメンテナンスは、汚れを落とすだけではなく、メガネ全体をリセットする作業です。

特に次の3つは、おうちでは難しい領域です。

① ヒンジ・ネジ・鼻パッドまわりの“内部汚れ”を取る

普段の拭き取りでは触れない場所に、皮脂・汗・整髪料が徐々に入り込みます。

まずは超音波洗浄機を使います。

超音波の振動で内部の汚れを浮かせ、鼻パッドのにごりや、ヒンジの重たさの原因を軽くします。

それでも落としきれない汚れは、フレームを分解してお掃除します。

② 洗浄後の“仕上げ”が本番

お掃除のあとの仕上げでメガネの快適さが決まります。

• 鼻パッドの状態確認
• ネジのゆるみ／固着のチェック
• フレームの歪みチェック
• 掛けた際の微調整　etc…

つまり

洗浄 → 点検 → 整える

までがワンセット。

これが“お店のメンテナンス”の本質です。

③ トラブルの芽を“早めに見つける”

小まめなメンテナンスにお越しいただくことで、破損に繋がるトラブルを抑えることもできます。

• 各パーツの劣化
• ネジのサビ
• フレームの曇り
• コーティングの劣化

これはおうちではケアしづらい部分です。

定期的なチェックは、長く眼鏡を使ってもらうコツです！

■ どれくらいの頻度でメンテすればいいの？

おうちメンテ：
　毎朝や帰宅後などに習慣づけるのが◎

家庭用の超音波：
　週1回程度にとどめる

お店での総メンテ：
　3ヶ月に1回がオススメ！

これだけで、メガネの寿命と見え方の“快適度”が大きく変わります。

■ まとめ

おうちのメンテは、
表面をきれいに保つための軽いケア。

お店のメンテは、
内部汚れの除去から、ネジ・角度・バランスの調整まで含めた“総点検”。

目的が違うからこそ、どちらも大事で、どちらも必要です。

メガネを長く使うためにも、お気軽にお店のメンテナンスをご利用ください。

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