行動よりも考動

みなさま、こんにちは。

メガネの金剛で代表をしております、佐藤です。

2011年4月12日に先代(創業社長)より代表を引き継ぎはや7年。

【人に、伝える。「見る」「聞く」の文化を創る。】

という理念を掲げ、日々奮闘中です。

 

仕事のこと、会社のこと、業界のこと、社会のこと、自分のこと、について

思うこと、考えること、決めたこと、行動したこと、を少しずつ発信していきたいと思います。

 

先日、2020年新卒の採用活動中、学生さんにある質問をされました。

「髪の毛の色はどこまで許されるのでしょうか?」と。

 

そこで私は、

「理念に沿って考えてもらっています。」

と、答えました。

 

これは、決して意地悪な返答をしているわけではありません。

(ご本人に、どのように受け取られたか、、、ちょっと心配ですが。)

それは、私がメンバーに〝自律〟を強く求めているからなのです。

 

〝自立〟ではなく、〝自律〟です。

 

辞書によると、

 自立… 他の助けや支配なしに自分一人の力だけで物事を行うこと。ひとりだち。独立。

自律… 他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。

 

 引用 大辞林

と、あります。

 

私は、チームを運営する上でメンバーを縛る規則は可能な限り少ない方が良いと考えています。

それは、全メンバーに自らの判断基準に基づき自身の行動をコントロールしてほしいと考えているからです。

 

規則は良い意味でも、悪い意味でも、人の行動を縛ります。

自律レベルの高いメンバーであればあるほど、規則は不要です。

(行動の足かせになる場合があります。)

逆に、自律レベルが低ければ、規則がないと不安になります。

(さらに低ければ、規則がゆるいと嬉しくなります。)

 

私は、メンバーから社内の規則についての質問を受ける時には、

その目的や本質について逆に質問をすることがあります。

「なぜそのような規則があると思いますか?」と。

 

規則の目的や本質や成り立ちは、必ずお客様目線か理念から逆算したものです。

その理解が深いものであるなら、規則を拡大解釈してもらっても全く問題ありません。

 

それらを踏まえて、もう一度

「髪の毛の色はどこまで許されるのでしょうか?」

 

これに対して、丁寧にお応えすると、

「配属されたお店で、お客様に効果的に〝伝える〟ことができる身だしなみはどのようなものでしょうか?」

と、いう具合です。

 

メガネの金剛では、

接客のマニュアルはなく、ガイドラインがあります。

個人売上ノルマはなく、個人の成長目標があります。

 

これらは、自律的行動を期待した仕組みです。

理念に沿った自らの判断基準で、勤務時間内外関わらず

自らの行動をコントロールして欲しいと考えています。

 

それは、自らの判断基準と常に照らし合わせながら動くこと。考えながら動くこと。

規則に縛られるのではなく、内発的に動機付けされたイキイキとした考動。

 

メガネの金剛では、理念に沿って、

『行動よりも考動です。』