一つあれば世界が変わる、双眼鏡のスペックの見方について

一つあれば世界が変わる、双眼鏡のスペックの見方について

どうも、皆さまこんにちは、金剛さん西村です。

 

以前バードウォッチング・行楽シーズンを満喫するなら視力測定を!と申しましたが

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

是非重い腰を上げて、万全の見え方で綺麗な景色を見ましょう!!

 

今回もアウトドアなお話になります。

さて皆さま、双眼鏡はお持ちでしょうか?

 

コンサートや観劇、野球・サッカーなどのスポーツ観戦、

前回話していた旅行や行楽などでは1台あると世界観が変わる代物なんですが・・・

「双眼鏡なんて、どれも同じでしょう?」 と思っていませんか?

 

激甘です!!

 

同じ「双眼鏡」という名前でも、使われているレンズ・構造・コーティング等で

本当に全然見え方が違うんです。

 

双眼鏡の知識として基礎中の基礎 スペックの見かたですが

よく双眼鏡のパッケージには

「 8×21 」 や 「 6×32 」 と書かれています。

この始めの数字は 【倍率】を表しています。

そして次の数字は 【対物レンズ径】を表します。

もう混乱している方もいらっしゃると思いますので、1つずつ説明しましょう。

 

倍率とは物の拡大率に大きく影響する部分です。

この数値が大きいと、まるで目の前に居るかのような拡大が出来ます。

では8倍ではどれぐらいの倍率になるでしょうか。

距離÷倍率=肉眼で見た拡大率 が計算式です。

8倍の場合、100mの人物を見ようとすると肉眼で12.5mで見ている拡大率と同じになります。

つまり、8倍の双眼鏡を使う事で100m先の距離にいる人物を

まるで12.5mの距離から見ているかのように近くで見ることができるという事になります。

ちなみに6倍の場合で100mの人物を見ると、16.6mの距離から見ている様な見え方になります。

 

じゃあ、倍率がもっと上がると、更に近くで憧れのあの人を観察する事が出来る!

っと思われたのではないでしょうか。

たしかに、倍率を上げると更に距離は詰まります。

 

しかし!

倍率を上げれば上げるほど、双眼鏡の中に入って来る光の量も僅かになるため、

暗くなってしまい見づらくなります。(光学の話になるので難しい話は割愛させて頂きます)

更に、倍率を上げすぎてしまうと、拡大率が大きすぎてお目当ての人物や鳥などに

照準を合わせる事すら難しくなるのです。

 

なので、ここで2つめの数値 「 8×21 」の 21の出番です。

この数値は覗いているレンズの大きさではなく、

覗いていない方のレンズの大きさを表しています。(mm単位)

先ほど倍率が上がれば上がるほど暗くなると言いましたが、

基本的に小さい双眼鏡ではこの口径のサイズが30mm以下が多いのです。

高級な双眼鏡になるとこの口径サイズが30mm以上になる事が多くあります。

この口径が大きいと明るい視界になる事はもちろん、

設計にも余裕ができ、視界が広くなるなど観察や鑑賞をする際に確認がしやすくなります。

 

ただ

口径サイズが大きくなる=値段も高くなる

口径サイズが大きくなる=大きく、重い

ことが多いです。

 

高級な双眼鏡を買ったからと言って、

「実際はそこまでのスペックが必要じゃなかった!」

なんていう場合もありますので、お客様の用途に合わせて購入する事をおすすめします。

 

他にも実視界・見掛け視界・コーティングの種類などで見え方も大きく違います。

メガネの金剛 ダイエー北野田店には、アウトドア経験と写真経験が程々にある西村が居ます!!

 

是非ご相談くださいませ。